あんしんパパとは……その3

しかし、ただ唄ったと言うわけではありません。録音のあと、機械(エフェクター:ピッチチェンジャー)で処理したのでもありません
な、な、なんと、
あれは、レコーディングの時にアナログテープの回転を落として録音をしたのです
それもなんと半分のスピードで・・・
おそらく、みなさんの中で音楽を半分のスピードで、唄った事のあるひとはいらっしゃらないと思います
テンポが滅茶滅茶遅くなる? いえいえそればかりではありません
どうなるかというとなんとキーが1オクターブも低くなるのです
つまり、あのケロケロのロボ声を普通のテンポで聞かせるためには、録音の時に、お経のような低い声でスローに唄わなければならないのです
それはかくも辛い苛酷な録音です
テンションは下がりっぱなし。ふと気がつくと

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